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憂き身を窶す丑三つ時//面白い夢を見たときは、忘れないようにしたいものです
2005/12/16 (Fri) 目つきの悪いSAPIX生

僕の住んでいる町から川を隔てたところにも町がある。そしてその町には電車が通っていた。だから僕は電車に乗ってみたくて、その町を訪れることが多い。

この季節、陽が完全に沈みきってその余韻までもが完全に失われた頃合に、はっきりとした境界線は分からないのだけれど、もう駅前だとはっと気づいてみるとそこには揚げ物の匂いが充満している。

僕はその駅前に溢れている揚げ物の匂いが大好きだ。別に家路を急ぐ中年女性の直角に折れたひじ関節にぶら下がっているのは揚げ物で膨らんだ買い物袋というわけではないし、その町の名産が落花生のフライであるというようなことも聞いたことは無い。

揚げ物の匂い。エビフライに嬉々とする子供達の声や防護マスクをすることなく暴れ狂う油の前線で生き続けるお母さんの後姿など、平凡な温もりを思い出させるその匂いがどこからともなく漏れてくるその町がとても愛おしく思えてくる。

そしてロータリーには大きなクリスマスツリー。まるで一つの家庭でささやかに催されるクリスマスパーティーを空間と共にそこにある匂いまあで一緒に拡大コピーしたみたいだなあなんて思いに耽ってのんびり歩いていたのに。

何とかってブランドのものだろう香水の匂いを振りまいた女が僕を猛スピードで追い抜いていった。そんなに急いでどこに行くのだろうか。この揚げ物の匂いは君の好きなフォアグラのフライかもしれないのに。

でも、飛行機雲にある程度の動きを求めるように、空からその駅前を見下ろしたならば、彼女の残した香水の軌跡の方に僕は心を動かされるのかもしれない。

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2005/12/16 (Fri) カーネーションが手元にあったならば




貸してもらって読みました。

いつの日か、きっといつの日か、僕のお財布に3000円以上あって前後三日間に人と会う予定が無い時があったら、必ず買いたいと思います。

単にリリーさんの自叙伝に過ぎず説得力を与えるのは、その経験とか世界観からきちんと世の中の奥深い部分を捉えていて、尚且つ言葉へとしているからだと思う。

お母さんの人生の目標とかって、そういや全然知らないや。ゴールとかあるのかな。宝物は何だろう。んなことの前に、お母さんが一番好きな食べ物も知らないや。近すぎるからこそ分からないことがあるし、そんなこと知らなくても一緒にいられる、一緒にいなければならないのが親と子という関係なんでしょうか。

とりあえず、もう一回読んでから返そう


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